
PROFILE
国際自動車板橋営業所 タクシードライバー
2023年キャリア入社 鈴木さん
タクシードライバーとして働き始めて2年。率直な感想を教えてください!
正直、最初は大変でした。埼玉出身なので、東京の道が全然わからなくて。最初の方は、お客さまに聞きながら、とにかく道を覚えました。その時点で、「道を覚えられないと稼げないじゃないか」と挫けそうになったのが本音ですが(笑)、負けませんでした。そこはもう、根性で。専門学校を中退したという過去があり、「同年代の大学へ進学した人達よりも稼ぎたい」という反骨精神のようなものもありまして。

なるほど。周りの人達との関係性が一つのキーワードだったんですね。
友達が大学を出て就職している状況への憧れというか、ある種の劣等感が、自身の意識を変えました。その友達は、自分より学力があり、いい大学に行って、行くべき道を進んでいる。そんな同輩と勝負しなければならないんです。4年間で差をつけるなら、収入で差をつけるしかない、と。「ここで勝たなきゃ」と思ったんです。
モチベーションを持つキッカケ、鈴木さんの人生が動き始めたんですね。
ただ、このまま働き続ける中で、これ以上の差をつけることは難しいと思います。だからこそ、次は「班長」をはじめとした役職を経験して、どんどん稼ぎを増やし、周りと差をつけるための勝負を仕掛けたいと思っています。もっと成果を出して、それがまた新たなモチベーションにつながっていく。常に上を目指す方法を探ることが大切ですね。
常に上を目指し続ける、それが今の鈴木さんが守り続けている信念。さらなる前進のため、取り組んでいることはありますか?
ここ最近は、「ChatGPT」を活用することが増えました!休憩時間の情報収集に使っています。「その時走っている地域の名前」と「タクシーに乗りたい」という言葉を打ち込みます。

すると、タクシーが通っている道や通り、お店、終電時間などの情報が出てくるんです。つまり、お客さま目線で、どこでタクシーを待っているかが分かるんですよ。
なるほど!これは画期的ですね。ご自身で考えた方法ですか?
普段からChatGPTを使っていたんですが、ある時ふと「仕事でも使えたらいいな」と思い始めて。いざ使ってみたら、さまざまな発見がありました。それから、最新の技術を活かしたり、どうすれば仕事を上手く進められるかを考えたりと、研究を続けています。常に技術は進化を続けているので、最新の情報にアンテナを張って情報収集を続けています!

キャリア入社で活躍中の鈴木さん。学生時代はどんな学びを専攻していたんでしょうか?
高校卒業後、柔道整復師の資格を取得できる専門学校へ進学しました。高校時代サッカーに打ち込んでいたのですが怪我が多く、頻繁に接骨院へ通っていたんです。怪我で苦しんだ経験があるからこそ、今度は自分がサポートする側になりたい思いが強かったのですが、実際に専門学校で学んでみると、直感で「この仕事は違う」と感じてしまいました。「やりたいと思っていたこと」と「本当にやりたいこと」の間のズレに気付き、専門学校は中退という形を取りました。

先程も少しお話の中で触れられましたが、専門学校中退という過去、大きな選択があったのですね。その後、どういった道へ進んだのでしょう?
その後、就職先を探して辿り着いたのが畳職人の道。岩槻の方で、約2年間畳工場で働いていたんです。ものづくりへの興味と、日本文化への関心から惹かれるものがありました。また、中退を選択した以上、ここから先は上下関係のある社会に揉まれて、常識を身につけたいと思ったんです。職人、工場という環境であれば、厳しさがあり、興味関心も尽きない。これが進めべき道だと確信しました。
心機一転、畳工場へ!
イチから畳を作って、知識を身につけて。「思い立ったら行動」というタイプなので、とにかく未知の世界に飛び込もうと思ったんです。畳職人として経験を積み、ステップアップを目指す。その繰り返しの中、やりがいを持って頑張っていたんですが、給料面での悩みが尽きなくて。正直、生活ができなかったんです。もちろん、趣味に時間を割くこともできません。次第にモチベーションも薄れて、いつしか転職を検討するように。とにかく「収入」優先で仕事を探していたところ、いくつか候補が出る中「タクシードライバー」というワードが気になりました。「タクシー業界って稼げるのか」と、その時初めて知り、衝撃を受けましたね。まずは飛び込んでみようと、思い切って転職を決意しました。

それがkmタクシーとの出会い!ここからドライバー人生がスタートしたんですね。
国際自動車(kmタクシー)が大切にしている「ホスピタリティ」という言葉。ご自身はどう捉えていらっしゃいますか?
特に意識しているのは、「見返りを求めずにサービスを提供する」こと。人間、『ここまでしたから「ありがとう」って言ってほしい』など、身勝手な感情が生まれると思うんです。ただ、それを割り切って何も考えないという自分ルールを設けています。見返りを求めず、おもてなしに徹する。今思えば、職人時代の経験から生まれた精神のような気も。社会人として求められる基本的なこと、挨拶から時間厳守まで細かいルールを守り続ける中で培った精神面での強さが、活きています!

自分ならではの働き方を探し、実践しつづける鈴木さん。その意欲を掻き立てる物とは?
実は、TikTokの名言集が結構効いてるんですよね(笑)。経営者の方々が話しているビジネスとの向き合い方やアドバイス。その言葉が精神的な支えになっています。どこか核心を突かれるというか、自分は頑張ってるつもりでも「それ全然フツーだよ」「まだ頑張れるよ」って気付かされる感覚。あの感じ、奮い立たせられる感じが堪らないんですよね。
なんと、TikTokの名言集から!様々な角度から情報収集を続ける鈴木さんならではの学びですね。さて、最後にこれからのビジョンについて教えてください!
現在はドライバーとしてスキルを極めたいという思いが強いのですが、一方で、一生ドライバーを続けるかと言えば悩ましいところも。好奇心ゆえ、さまざまな仕事に関わりたいという思いがあります。その点、kmタクシーは柔軟で、ドライバー職からの職種変更という選択肢も残されています。同じ会社にいながら、さまざまなキャリアステップの可能性を追求できるのは、kmタクシーならではの利点ですね。今は、ひとまず班長職として一歩を踏み出しているところです。様々な仕事を経験する中で、きっと次の目標が見えてくるはず。とにかくやってみる精神で、色んなことに挑戦していきたいと思います!

本日は貴重なお話をありがとうございました!

