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2025.07.31

日勤で「稼ぎ」と「自由」を両立!ベテラン女性タクシードライバー・佐藤さんのキャリアと思い描く未来

PROFILE
国際自動車 台東営業所 佐藤さん
2013年 中途入社

業務内容はシンプルに運転!「ストレスフリーで働く」魅力

以前「女性採用サイト」にご登場いただいた際にもお伺いしておりますが、改めてこれまでのご経歴についてお聞かせください!

某テーマパークの仕事を退職後、しばらくの間は雪山に篭ってスノーボードに打ち込んでいました。ライセンス取得を目指して奮闘する中で次第に、スノーボードだけで生活することの難しさを痛感し、仕事を探し始めて辿り着いたのが国際自動車(kmタクシー)でした。

タクシー業界へ飛び込んだキッカケは何だったのでしょう?

当時はとにかく手に職を付けて稼ぎたいという思いが先行していました。そんな中、最初の3ヶ月の研修期間でお給料を保証していただけるということが大変助かりまして…!すべての企業で準備されている制度ではないと思います。あくまで当時の基準、当時の制度ですが、その金銭面でのサポートが入社の決め手でした。

国際自動車(kmタクシー)ならではの研修サポートが、心の支えになったんですね。さて、働き始めて10年、長く続いている理由って何だと思いますか?

まずは、車の運転が好きだということ。18歳で免許を取得してから、ハンドルを握らない日がないくらい運転を続けてきましたから(笑)。もう一つは、仕事が単純明快であること…でしょう。これまで働いた職場では、準備・作業・片付けまですべてを担当していましたが、それに比べて、タクシードライバーの仕事は分かりやすいですね。出勤して運転・営業、営業所に戻って洗車。というルーティンで仕事が完結しますから、納期なし、資料等を管理する必要もありません。また、「人数が揃わないと仕事が回らない」といった、シフト制の職場にあるような勤怠のトラブルがないのもタクシーの魅力ですね。他のメンバーとの対立が起こらないので、ストレスフリーで人間関係が安定しているように思います。

タクシードライバーの仕事は佐藤さんにぴったりのキャリアだったんですね!

さて、「kmVOICE」の中でいつもお伺いしている「こだわりの一品」。お仕事の中で欠かせない、いつも持ち歩いている物ってありますか?

私の場合は、このサングラスですね!特にこの季節は太陽の光がとても強く…視界が悪いと安全管理にも響くので、こちらを用意しています。夏の必需品ですね!

最後に、今後の展望について教えてください!

今後もタクシードライバーとしてスキルの向上、長くキャリアを維持していきたいと考えています。次の目標としては、「個人タクシー」として走れるよう経験を積んでいきたいですね!

「隔日勤務」と「日勤」、どう違う?タクシー業界の働き方を探る

以前も、女性採用サイトにご登場いただいている佐藤さん。前回の取材から、これまでについてのお話をお聞かせいただければと思います。まず、現在の働き方についてですが、佐藤さんは「日勤」という勤務形態で働いていらっしゃるんですね

そうですね。タクシードライバーの勤務形態には大きく分けて「隔日勤務」「日勤」という二つの働き方があります。

これまで取材させていただいたタクシードライバーの方の多くが、「隔日勤務」を選択されていました。ぜひ、「日勤」という働き方ならではの魅力についてお聞かせいただければと思うのですが、そもそも「隔日勤務」と「日勤」ではどんな違いがあるんでしょうか?

「隔日勤務」はその名前の通り、一度の出勤から次の出勤までの間が「隔日」となります。その分、勤務時間(例:8:00-26:30)が長くなります。一度の出勤で2日分働く…というイメージが近いかもしれません。その関係で、一度出勤すれば、その次の日は1日丸々お休みという形になります。まとめて働いて、まとめて休む…というシステムと言えますね。出勤のタイミングや、働き方、スケジュールを調整することで長期間の休みを作ることもできます。

私が選択している「日勤」という働き方は週に5〜6回出勤ペース、毎日決まった時間での出勤となります。8時出勤で、18時頃までの勤務が基本でしょうか。法令でハンドルを握れる時間が13時間と定められている関係で残業は一切ありません。日勤の場合は帰社後の事務作業のため30分引いて、運転する時間は実質12.5時間まで…という感じですね。

この辺りは、ドライバーそれぞれ異なる場合もあります。私の場合は、朝7時から出勤させていただいてます。「早出残業」…という形を取っているのですが、これも一つの戦略で。出勤のためにタクシーを利用するお客さまをお乗せするためには、朝の8時出勤では遅いんですよ…!

なるほど。日勤ならではの働き方・稼ぐための工夫があるんですね

ちなみに、「夜日勤」と呼ばれる働き方もあります。その名の通り、夜の時間帯、19時から朝6時まで勤務するという働き方ですね。夜間の乗務といえば隔日勤務をイメージすることが多いと思いますが、実はこんなパターンもあるんですよ。

そうなんですね!「夜日勤」では、どんなメリットがあるんでしょう?

よく聞くのは、「効率よく稼げる」というメリット。夜間の乗務ということで常に料金が2割増しになる上、昼間より遠距離間の乗車を希望するお客さまが多いんです。ですから、自然とお給料に数字が反映されるんですよね!率先して夜日勤を選択するドライバーもいらしゃいますよ。

働き方について、さまざまな選択肢があるんですね、一ヶ月というスパンで考えると、どのような頻度・スケジュール感での勤務になるんでしょうか?

決められている最低勤務日数は、月間22日。月の2/3くらいのイメージですから、一般的な企業と変わりないかと思います。

「男女差」も「本音と建前」も、なし!実力で勝負できる居心地の良さ

2013年入社の佐藤さん、10年を超えるキャリアをお持ちですが、ずっと「日勤」という働き方を選択していたんでしょうか?

実は入社から2年間は隔日勤務を選択していました。その後10年間は日勤を選択しています。隔日勤務から離れた理由は、私の生活リズムと合わなかったから…というのが一番大きいですね。本当に、ここは人それぞれで。二日分まとめて働くという長時間の勤務が性に合っているドライバーもいれば、毎日同じスケジュールで働く方が合っているドライバーもいるんです。私は、後者だったようですね(笑)。

当初、隔日勤務を選んだ理由は自分の時間が持てるから。「それがタクシードライバーの醍醐味でしょ?」とすら感じていました。ただ、実際に働き始めると、「日勤だから〇〇ができない」というマイナスな部分はなくて、この10年間で売り上げは上がり、そのお陰でお給料も上がっています。「稼げる勤務形態」を選択すれば必ずしも稼げる…というわけではなく、自身にあった働き方を選ぶことが重要だったんですよね。心の余裕が生まれたことで、楽しく働くことができるようになりました!

自分に合った勤務形態を選ぶことの重要性。タクシードライバー一人ひとりの考え方や特性、哲学次第で様々な働き方を模索できそうです

さて、佐藤さんは長年のドライバー経験をお持ちですよね。働き始めてから現在までの期間で、女性タクシードライバーを取り巻く環境の変化について感じていることはありますか?

元々タクシー業界は男性社会的な側面があったかもしれませんが、近年はそんな空気感は薄れているように思います。むしろ女性ドライバーはどんどん増えていますし、そもそも「業務内容に男女差が存在しない」業種なんですよ。ドライバーとしての仕事はタクシーを運転してお客さまをお送りすること。性別関係なく同じ土俵で勝負ができる環境…という認識は、もっと広がってほしいですね。

また、矛盾しているように聞こえるかもしれませんが…タクシー業界ならではの空気感って結構居心地いいんですよ(笑)。なんというか、本音と建前を使い分けない。みんな、まっすぐ。感情的なムードや興味のない会話へ無理やり連れ込まれることもなく…!タクシードライバーの業務は、基本的には一人で完結できる仕事ですよね。その関係で粘着した上下関係はなく、気の知れた仲間という関係性で、派閥がないんです。いい意味で「自分は自分!」というスタンスの人ばかりですから(笑)!

本日は貴重なお話をありがとうございました!

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