km VOICE
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- 2022.02.10
新卒入社でタクシードライバー一筋！ベテランを目指す浅利さんが見据えるビジョンとは。
「車」を軸に始めた就職活動。
タクシードライバーは未知の領域だった。
まずは、浅利さんの入社のキッカケからお聞かせください。
学生時代は、経営・マーケティングについて学んでいました。親の影響で子どもの頃から車への興味関心が高く、就職活動でも車に関わる仕事がしたい…と漠然とした思いを持っていたんです。車を扱う仕事と言えばディーラーかな、と各社の面接を受けました。しかし、なかなか相性がいい企業と出会えず…。就職活動を見直し始めたんです。
最初は「車」に絞っての就活だったと。
その後は車に関わる仕事という縛りなしで仕事を探していたんです。そんなある日、インターネットや説明会の情報を当たっているうちに、国際自動車（kmタクシー）について知りまして。新卒で「タクシードライバー」という選択肢もあると知り、挑戦してみました。結局、車に関わる仕事に就くことに。これもまた、運命ですね。
結局行き着いたのは車関係！しかし、未知の「タクシー業界」だったのですね。
新卒でタクシードライバーというのも、経営・マーケティングを学んでタクシー会社というのも、比較的珍しいパターンだと思います。しかし、周りの反応は至ってフツー・特に驚いた様子もありませんでしたね。両親からは、「人の役に立つ仕事を選んだね」という言葉を貰いました。少し前は、kmタクシーに入って来るメンバーの中には「最初は周りからの反応に悩んだ」という体験を持つ方もいました。しかし、時代とともに変化しているようです。新卒でタクシードライバー…はもっとスタンダードになるかもしれませんね。
上下関係がないから自然と助言し合える関係に。
浅利さんが考える、ドライバーとしてのビジョン。
入社からタクシードライバーとしてノウハウを積み上げている浅利さん。先輩ドライバーや後輩ドライバーとの関わりはありますか？
上司・部下という関係がないのは、タクシー業界ならではの環境だと思います。ベテランドライバーの方から学ぶ機会はありますが、年の離れた同僚というイメージですね。中途入社で他業種の仕事を経験された方が新しいメンバーになることも、未経験の方が新卒入社で入ることもある会社ですから、本当に様々なキャラクターの方が集まっていますよ。
「指導」とまでは言いませんが、ベテランの方から学ぶ機会もあるのですね！ちなみに、後輩たちへ浅利さんのノウハウを伝授する機会もあるのでしょうか？
もちろん、困っている時にサポートすることはありますが、「教える」といった堅苦しい物ではありません。休憩所などで偶然会った時に悩みを聞く…といった感じでしょうか。上下関係というより、気軽に話せる相談相手というイメージです。
なるほど。こうして、フランクに話せる職場環境があるのは嬉しいポイントですね。
休憩所以外にも、コミュニケーションを取る機会・場所はたくさんありますよ。例えば私は営業所が主催する野球サークルに顔を出しています。営業所ごとに様々なサークルがあって、時には営業所を跨いで会うこともあるんです。サークル活動の合間では、仕事とプライベートの間…といった感覚で気軽に話せると思います。
それは心強いですね！さて、先輩・後輩との関わりについてお伺いしましたが、同期メンバーとの関わりはありますか？
同期メンバーとも仲良く一緒に働いていますよ！ドライバーから内勤の仕事に異動した人もいます。入社時とは違うフィールドでキャリアステップできるのも、kmタクシーならではの魅力ですね。
浅利さんは、内勤のお仕事へのジョブチェンジを考えたことはありますか？
いえ、今の所まだありませんね。入社当初は、内勤への職変も視野に入れていたんですが…働くうちにドライバーとしてノウハウを積み上げてスキルアップしたいと思うようになったんです。ドライバーをしながら運行管理の仕事や、次の仕事へのキャリアステップを目指す…という選択肢もありますが、逆に私のようにドライバーひと筋で働いてみるという選択も可能なんです。
なるほど、自分のペースで働けるのはいいですね！
仕事とスキルアップを同時に行うと、今度はプライベートとのバランスが取れないかも…と思いまして。私にとっては、仕事を行う上でプライベートの時間をゆっくり過ごすのが重要なんですよ（笑）。無理をしてバランスを崩してしまうより、もう少し余裕が生まれてから様々なことに挑戦するべきとも考えています。
プライベートを充実させたい！
そんなあなたにおすすめしたい「隔日勤務」。
プライベートの時間も大切にされているという浅利さん。素朴な疑問なのですが、一気に2日分働いて1日休む…という「隔日勤務」はプライベートの時間を取りづらくないですか？
いえ、これが意外と隔日勤務の方がプライベートが充実するんですよね。明日は丸一日休める日がある方が時間を使ってできることの幅が広がりますし。いわゆる普通の働き方だと、半分くらいの時間を身体を休めることや家事に使って、その半分の時間を趣味・遊びに使うじゃないですか。隔日勤務なら、毎回の休みが長いので！
なるほど。仕事とプライベートのワーク・ライフ・バランスも整えられますね！健康にお仕事を続けられる上で、何かこだわっていることってありますか？
結構強い方なので腰が痛いとか脚が痛いとか、身体の不調はありませんね。ただ、どれだけ身体が強くても2日分働く以上は眠気が出ます。休憩をしっかり取ることはもちろん、ミンティアを噛むようにしていますね。ドライバーは身体が資本ですから！
さて、少し話は変わって…。「観光タクシー」のドライバーでもあるとお伺いしました。今、こうして取材している間も、実は「谷根千（谷中・根津・千駄木）」を巡っていただいてたのですが…！
そうなんです！ただ、実は今日回っている谷根千コースは、普段観光タクシーで回っているコース…というよりは今後の勉強のために回っている物なんですよね。コロナ禍を抜ければまた観光業も賑わいを取り戻すことと思います。その時にはぜひ、新しく身に付けた観光案内の知識を活かしておもてなしをしたいと思いまして。こうして、様々な観光地の知識を取り入れるんです（笑）。
世界が元通りになった頃に、観光タクシーで都内を回りたいですね！浅利さん、今日は貴重なお話をありがとうございました！
