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2020.09.24

ベテランハイヤードライバーが国際自動車(kmタクシー)の仕事を語る!やりがいを求めて転職した、中島さんの流儀。


PROFILE
中島さん。ハイヤードライバー。横浜営業所所属。2008年中途入社。

仕事のこだわりは、
「無駄な時間」作り。

ハイヤードライバーとして活躍する中島さん。仕事のこだわりについてお聞かせください!
私は敢えて「無駄な時間」を作ることを意識しています。無駄な時間なんてない方がいいんじゃないの?とみんな言いますが、これには理由がありまして。例えば、一時停止の場所で一時停止をしたから進んでいいや、とそのまま進むと事故につながる可能性があります。

一時停止だけではだめ…?一体?
「一時停止をしろ」という指示ではなくて、「一時停止をして”確認しろ”」なんですよ。そこで、敢えて一時停止の所で気持ち的には二度止まる。これって、無駄な時間ですよね、本来一時停止で良いわけですから。ですが、この無駄な時間があるからこそ、二倍安全に配慮することができるんです。

なるほど。わざと時間を掛けてみることで安全に配慮する方法なんですね。
「無駄な時間」を作る。そして、一つも同じ仕事はない、という考え方につながってくるんです。

その人の時間を預かる。
その人の時間に責任を持つ。

ズバリ、仕事のやりがいとは?
ドライバーの仕事はどんな仕事なのか。単にお客さまをお乗せして目的地まで向かう、「身体を預かる」仕事と思われていることもあります。しかし、重要なのは「時間を預かる」仕事なのだという観点なのです。ハイヤーにご乗車いただくのは、通勤時間。言うなれば仕事外の時間ですよね。プライベートの時間を預かっているわけですから、その時間に粗相などあれば、預けていただいたプライベートの時間を奪ってしまうことになるのです。大切な時間の一部を自分に任せていただいているという意識が、仕事への向き合い方に影響しますね。

大切な時間を預かる上で、心がけていることはありますか?
一度として同じ仕事はない、という意識も大切だと思います。例え同じ方をお乗せするからといって「同じ仕事」であるはずがないんです。天気も違う。車両も違う。そんな状況の中で、常に初心を忘れずに。それがハイヤードライバーとしてのホスピタリティのカギになります。そのためには個人的には「ナビに頼らない」という心がけは大切だと思っています。使ってはいけないという意味ではありませんが、やはり道についての知識をきちんと頭に入れていないと咄嗟の判断ができません。今の道を曲がらなければいけなかった、となればナビを設定し直して…現実的じゃありませんよね。ですから、ナビがなかったとしてもお客さまをお送りできるためのスキルは身についておいた方が良いと思っています。

「やりがい」を求めて、
辿り着いたのがここだった。

入社のきっかけについて教えてください。
入社当時はタクシードライバーとして働いていました。前職では電気系の製造業を行なっていたんですが、段々と業界が変わってきて、やりがいが少なくなってしまったんですよね。というのも、ちょうど地デジ化の動きがあって、2008年以前は業界全体がとても盛り上がっていた時期だったんですよ。問題は、その勢いがなくなってしまった後。どうにもやりがいが見付けられなくて。

やりがいを求めてやって来たのがタクシー業界ということですか。
そうですね。ハイヤードライバーは普段は入れないところに入れるという体験ができますから、日々刺激的ですよ。一度だけ皇居の中に入らせていただいたこともありました。ドライバーならではの仕事ですよね。加えて、先ほども申し上げたように「時間を預かる」という責任感もありますから、非常にやりがいある仕事だと思います。

「昨日と同じ仕事ではない」以上、一つひとつの安全に。中島さんのモットーがよくわかりました。本日は貴重なお時間をありがとうございました!

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