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社員紹介(タクシードライバー/ハイヤードライバー/バスドライバー/ほか)
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2020.06.04

逆境の中出会ったkmタクシーで見付けた「自分の使命」。 後輩タクシードライバーたちに明るい未来をつなぐ。

PROFILE
佐野さん。タクシードライバー(運行管理者)。世田谷営業所所属。中途入社。隔日勤務。

事故の経験を「失敗」で終わらせない。
後輩への指導役として、未来へつなぐ。

まずは佐野さんの現在のお仕事についてお聞かせください!
タクシードライバーとしての仕事はもちろんのこと、最近はめっきり「後輩への指導役」に回ることを意識するようになりましたね。自身のこれまで積み重ねた経験が未来のドライバーたちのスキルとして昇華されることを願っています。

後輩に意志を受け継いでいくわけですね。具体的に、何か行動に起こしていることはございますか?
はい。後輩への指導の際に”事故経験者の視点”から話しています。実は私はドライバーとしての仕事に慣れてきた頃、業務中に事故を起こしてしまいまして。その時に改めてタクシードライバーの仕事の基礎となる運転スキルの大切さを知りました。また、一方で「運転スキルだけでは安全な運転はできない」ことを学んだんです。タクシードライバーは運転中、残り時間や売り上げのことを気に掛けたり、お客さまを探したりしなければなりません。周りを気にしながらの運転ですから、運転スキルにとどまらず、判断力や集中力を高めることも必要なのです。

なるほど。確かに運転スキル以外の力の育成については、新人ドライバーの方々は気づいていないかもしれませんね。
そうなんです。最初の頃はなかなか気づけないのだと思います。そこで、私なら事故を経験した当事者の目線で指導に当たれるわけですから。自分にしかできない指導に、積極的に取り組んでいきたいと思います。後輩たちを同じ目には合わせたくないですからね。

佐野さんを襲ったリーマンショック。
必死の転職活動の末辿り着いた、kmタクシー。

国際自動車株式会社(kmタクシー)の明るい未来を創る佐野さん。そもそも入社のきっかけは?
kmタクシー入社以前は職人をしていたり、電力会社に勤務していたりと幅広い業界に関わっていました。結婚を機に転職を考えた時にちょうどリーマンショックが起こりまして。最初は転職先を物流業界に絞って探していたのですが、7社受けてすべて不合格。社会全体が厳しい状況に見舞われていた中、kmタクシーだけは温かく受け入れてくれました。

これまで経験されていた業界、最初考えられていた転職先とは異なるタクシー業界への転職。その決め手は何だったのでしょう?
実は、私の父親が昔kmタクシーで働いていたんです。仕事がないなら、伺ってみてはどうかと助言をもらい入社に至りました。きっかけは父親でしたが、タクシー業務についてのアドバイスは特にくれませんでしたね(笑)。

そうだったんですか!親子2代でkmタクシー、そんなパターンもあるんですね。

「毎日運転するだけ」?
いいえ、「昨日の運転」とは違う仕事です。

数々の業界を経て、いざ、タクシー業界へと飛び込んだ佐野さん。ドライバーとして活躍し、今後はどのような仕事をしていきたいとお考えですか?

先ほど申し上げた通り、後輩への指導に尽力したいという思いは強いですね。事故の経験を伝えるほか、ルールの大切さについても、学んでほしいと思っています。タクシードライバーの仕事は交通ルールをはじめ、様々なルールを守りながら進めていく仕事ですから。しかし、矛盾したようなことを言いますが、「ルールだけに縛られていてはいけない」とも考えます。決められたルールに従いながらも「社会の変化」「人の動きの変化」には敏感でいること。「今日はここでイベントがある」というそれだけで人の行動パターンが変わり仕事の仕方が変わりますからね。ルールを守りながら、変化を見逃さない、これらを両立させることが大切であると思います。

新人ドライバーの方々にも伝えていきたい心得ですね!
そうですね。タクシードライバーの仕事は端から見れば毎日同じ仕事をしているように思えるかもしれません。ですが経験を積めば積むほど「この前のお客さまと同じような

ルートだ」など、次に生かせる知識が蓄積されていくんです。その時には、以前よりもよい提案ができるし、お客さまに喜んでいただける。よい循環が生まれますよね。これこそが、タクシードライバーのやりがい。新人ドライバーの方がこの仕事の面白さに気付けるようサポートしていきたいと思います。

佐野さんの元に集まる新人ドライバーの方々が明るい未来を掴み取ることを願っています!佐野さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!

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