km VOICE
- 一覧へ
- 2020.04.15
車好きの新卒ハイヤードライバー。大学の同級生にも羨まれるその仕事ぶりに密着。
PROFILE
大柴さん。ハイヤードライバー。国際ハイヤー株式会社第一支店所属。2019年新卒入社。6車10人制勤務。
見た目より難しいドアサービス。
大柴さんは2019年度新卒入社とのことですが、国際ハイヤー株式会社にはどのような経緯でご入社されたのですか？
国際ハイヤーを知ったのは国際自動車（kmタクシー）株式会社の説明会でたまたまハイヤードライバーも新卒で募集しているということを聞き、縁があって入社しました。元々自動車関連の仕事を探していて、カー用品店や中古車ディーラーなどを見ていましたが、運転できる仕事が良かったので、ハイヤードライバーを選択しました。また、給与面や立地面も国際ハイヤーが一番よかったです。
入社してからドライバーデビューまではどんな研修があるんですか？
まず全体での研修があり、次にハイヤーの内勤を1カ月ほどお手伝いさせてもらいました。そのあと、地理などを覚えるための2、3カ月タクシーの研修を行い、そしてようやくハイヤーの研修を、最後に上司をお客さま役として2、3か所周るテストのようなものに合格したらやっとデビューです。大体新卒だと10月の中頃になります。
研修で何か印象的だったことはありますか？
ドアサービスが思ったより難しくて驚きました。ドアを開けて閉めるだけだと思っていたのですが、全然違うんです。閉めるときが特に難しくて、ドアを閉める直前で一回止めて二段階で閉めるんですよ。ベテランの方になると一回止めているようにも見えません。音を立てることなく静かに締めたり、天井に頭をぶつけないように押さえたり、細かな気遣いが必要なんです。
なるほど。単純そうに見えるドアサービスもやってみると難しいものなのですね。
ハイヤードライバーに向いているのは「待つのが苦でない人」？！
デビューの日のことは覚えていますか。
はい。最後のテストのようなものを合格したその日に最初の仕事がありました。5、6kmの距離だったのですが、初めて上司ではないお客さまをお乗せするということでとても緊張しましたね。でもその次の日の方が印象的でした。朝渋谷に役員の方をお迎えに行ったのですが、その方がなかなか出てこられなくて。3時間ほどお待ちしていたのですが、結局出て来ず。配車室から連絡があって「帰ってきていいよ」と。そのまま帰りましたが、デビューしてから2日目のことだったのでびっくりしましたね(笑)。
それはたしかにびっくりしますし、不安になりそうです。では次に一日のお仕事の流れを教えてください。
まず朝に1本、役員の方のお迎えがあります。そして夕方にも1本、役員の方のお送りがあります。その間の日中は基本的に待機時間になります。そして夜は会食などがある場合は会食の送り迎えをします。会食の間も待機時間になりますので、待機時間の長い仕事だということは言えます。なので待つことが苦でない人の方が向いているかもしれません。
なるほど。待機時間、大柴さんは何をされているんですか？
仮眠を取ったり、次の行き先を確認したり、最近は運行管理の試験勉強をしたりもしています。
待機時間の使い方によっていろいろなことができるんですね。
お客さまは紳士的な方ばかりです。
大柴さんは入社前と入社後で何かギャップがあったことってありますか？
入社前、ハイヤーに乗られるお客さまって怖い人が多いんじゃないかと思っていたんです。ちょっとミスしただけでも物凄く怒られたりするんじゃないかと。でも実際は真逆で、降りられるときお礼を言ってくださるなど紳士的な方が多いなと思いました。
良い方にギャップがあったならよかったです。おそらく大学の同級生などとは全然違った仕事をしていることかと思いますが、何か言われたりしませんか？
芸能人をお乗せする機会もあるので、そういった話をするとやはり驚かれます。あと、私は車が好きなので、周りにも車好きの友達がいて、仕事で乗っている車の写真などを見せると「こんないい車乗ってるの？！」とすごく羨ましがられますね。
なかなか個人で買うのは大変な車ばかりですもんね。最後に最近のトピックがあれば教えてください。
年末年始は挨拶回りで忙しかったですね。挨拶回りは新人が一番最初に当たる壁と言われていて、12月の中旬から1月の中旬にかけてほぼ毎日のように挨拶回りでした。1日に10数カ所も周るのでまずルートを作るのも大変でしたし、次に行く場所が決まっていないなどそのときそのときで臨機応変に対応するのが大変でした。
でもその壁を越えられたんですよね。これからもお仕事頑張ってください！！今日はありがとうございました！