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2020.04.15

ホスピタリティの基本は「お客さまをよく知ること」ハイヤー道32年のベテランドライバーから学ぶホスピタリティの極意。

PROFILE
名城さん。ハイヤードライバー。国際ハイヤー株式会社第一支店所属。1988年入社。労協。

国の仕事は緊張感も独特。

名城さんは国際ハイヤー株式会社に入社されてから何年目ですか?
1988年に入社したので32年目になります。

そんなベテランの名城さんですが、今現在はどのような勤務形態で働かれているんでしょうか。
昨年私は定年の歳になりましたので、今は継続雇用という形で月火木金に出勤し、月の労働時間が150時間以内に収まるように調整しながら働いています。

定年後も働ける職場なんですね。では次にハイヤードライバーという仕事のやりがいについて教えてください。
国の仕事はやはり普段の仕事とも違い、緊張感も独特なものがありますし、その分やりがいもありますね。各国の首相や大統領など国賓の方々をお乗せして、一般車両は一台もいない中、警察車両の先導のもと走るのは気持ちがいいですよ。最近だと大阪サミットにも参加させていただきました。車も普通のハイヤーではなく、防弾車に乗ることもあります。防弾車は車体が非常に重く、運転していてもその重みを感じます。ドアも非常に分厚くてちょっと傾くと開かないんです。

すごいですね!一般の方は防弾車を見たこともないという人も多いんじゃないかと思います。名城さんは普段はどんな車に乗られているんですか?
何でも乗りますが、一番よく乗るのはトヨタのセンチュリーです。昔からある車種ですし、一番乗り慣れていて愛着がありますね。

かっこいい車ですよね。

お客さまの喜ぶことを探す、ホスピタリティに終わりはない。

先ほど新人のドライバーの方に「ホスピタリティに関しては名城さんに一番いろいろと教えてもらった」という話を聞きました。
定年するまでは指導乗務社員として研修も担当していたんです。道などは仕事をしているうちに自然と覚えていける部分があると思うのですが、ホスピタリティに関しては最初に教わらないと仕事中は基本的に一人ですので、後から教わる機会もそうないと思い、丁寧に教えていたつもりです。ハイヤードライバーとしてホスピタリティは一番と言っても過言ではないほど大事な要素ですね。

名城さんのこだわりのホスピタリティがあれば教えてください。
私が行っているホスピタリティはどのハイヤードライバーも基本的に行っているものだと思うのですが、強いて挙げるならお客さまが降りられてから見えなくなるまでお見送りするのは、続けていることです。お客さまによっては降りるときにわざわざドライバーも降りてこなくていいとおっしゃる方もいるので、降りない場合もあるのですが、それでも最後のお見送りのときは車から降りるようにしています。

名城さんにとって、ホスピタリティとは何ですか?
ホスピタリティの基本はお客さまをよく知ることです。そしてお客さまの喜ぶことを探すことですね。だからホスピタリティに終わりはありません。

なるほど。とても含蓄のあるお言葉です。

営業所では楽しく。「いじられキャラ」の大ベテラン。

今までのお客さまの中で変わったお客さまっていらっしゃったりしませんか?もちろん言える範囲でいいので教えてください。
そうですね…。昔ですがお客さまに電話番を頼まれたことはありました。そのお客さまは結構変わったお客さまでしたね。あと、変わったサービスという点では玄関前を掃くということをしていたことがあるという話を聞いたことがあります。

なるほど。ハイヤードライバーという職業の枠を超えるようなサービスをすることも稀にあるんですね。名城さんは同僚の方とはお話されるんですか?
お話もしますけど何を話したかは正直あまり覚えていないような他愛のない話をよくします。私がちょっかいを出しているといった感じですね(笑)。いわゆる「いじられキャラ」なんです。周りの同僚の方々は私より年下の人が当然多いわけですが、営業所の中で待機している間などは楽しくやればいいと私は思っています。

年長の方がそういう雰囲気で接してくださると年少の方々は働きやすいと思います。今日はお忙しい中取材にご協力いただきありがとうございました。これからもお仕事頑張ってください!!

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