今回お話を伺ったのは、2016年7月にキャリア(中途)入社したタクシードライバーの原田さんです。
「趣味と仕事を両立したい」という理由でタクシードライバーに転職した原田さん。
年に数回大会に出場するなど趣味のトライアスロンを存分に楽しみながら、高い営業収入(売上)を誇るなどタクシードライバーとしても意欲的に活躍しています。
そんな原田さんに、「ホスピタリティとは何か?」という質問に答えていただきました。
以前、慌てた様子で私のタクシーにご乗車されたお客さまがいらっしゃいました。その時は恵比寿にいたのですが、「八王子まですぐに行ってくれませんか!?」とのご要望。どうやら八王子で撮影があるらしく、自分が遅れると多くの人に迷惑がかかる状況だったようです。
「これは急がないと!」と思いましたが、法定速度は遵守が鉄則です。できるだけ停車する時間を減らすように車線どりを工夫して走り、高速道路に入ります。すると、ナビが目的地よりも若干手前の出口で高速道路を降りるように指示をしてきたんです。私の予測ではこの時間帯は一般道は混雑しているはずです。しかしナビは出口をアナウンスしており、後部座席には急いでいるお客さまがいらっしゃいます。
かなり迷いましたが、一瞬の判断で高速道路を走り続けました。すると読みが当たり集合時間の15分前に目的地に到着することができました。ホッと一安心です。お客さまもとても喜んでくださり、「ベテランの運転手さんのタクシーに乗れて良かったです!ありがとうございます」と嬉しい言葉をかけてくださいました。
実は私は乗務を始めてまだ1年なので、ベテランには程遠いです(笑)ですが、困っているお客さまのお役に立つことは新人であってもできるのだなと実感しました。ですから私が思うホスピタリティとは、「お客さまの状況に合わせて臨機応変に接客すること」です。お客さまが期待していることを叶えることができるドライバーになれるように、今後も楽しみながら成長を続けていきたいと思います。
原田さんのタクシードライバーとしてのエピソードは以下の記事からご覧いただけます。