
PROFILE
国際自動車 東雲営業所 タクシードライバー
2015年 新卒入社 岡本さん
「kmVOICE/DRIVERS」には二度目のご登場となります、岡本さん。現在はベテランドライバーとしてご活躍されていますが、そもそも入社のキッカケは、何だったのでしょうか?
大学時代を振り返ると、どこにでもいる普通の学生でしたね(笑)。就職活動の、あの独特な「熱い空気感」が苦手でした。みんながリクルートスーツを着て、自己分析を徹底して、熱く将来を語る。その熱量を受けて焦りを感じながらも、私自身は正直どこか冷めた目で見ていました。手堅そうな業界や職種を探して採用試験を受けましたが、どこへ行っても「自分を偽っている」感覚が抜けませんでした。

そんな中、どのように国際自動車(kmタクシー)と出会ったのでしょう
なんとなくネットで調べて見つけた、国際自動車(kmタクシー)の説明会へ足を運んだのが始まりでした。業界についても職種についても、まったくの無知な状態で行ったのですが、話を聞いているうち「面白そうじゃん」って直感的に思ったんです。当時、私はペーパードライバーでした。でも、根拠のない、ちょっとした自信のようなものがあり、思い切ってタクシー業界へ飛び込みました!

入社から11年。当時は「新卒でタクシードライバー」という選択は珍しかったのでは?
当時はお客さまから「大学まで出たのに、もったいない」と言われたこともありました。ただ、国際自動車(kmタクシー)が新卒採用をずっと続けて、年々若いメンバーが増える過程で、お客さまの反応が変わったように思います。この数年で、新卒が輝ける業界という認識が世の中に広がっていると、強く感じています。
以前の取材で触れた通り、「初の新卒女性班長」として現場を牽引されていた岡本さん。その後、産休・育休を経て、現場へ復帰されたと伺いました
前回の取材時は班長として肩に力が入っていた時期でしたね。その後、結婚と出産を経験しました。産休・育休を合わせて4年弱現場を離れ、現在は復帰して2年になります。

現在は2人のお子さまを育てながらの勤務とのことですが、ライフステージが大きく変わる瞬間にぶっちゃけ「転職」という選択肢もよぎったのでは?
正直に言いますと、転職を考えたことは何度もありますね(笑)。「家の近くがいいかな」「事務職の方がいいかな」って、さまざまな視点から検討して悩んだ時期もありました。ただ、結局あれこれ考えても「やっぱりkmタクシーが最適」という結論へ戻ってくるんです。それは、この仕事がいい意味で「代わりがいる」仕事だからだと思っています。
少し意外な表現ですが、どんなメリットでしょうか?
決してネガティブな意味ではありません。例えば、急な子どもの発熱でお休みをいただく際、いわゆる通常の業界・職種だと「自分しか分からない仕事」「自分しか進められない仕事」を残して現場を去り、周囲に迷惑を掛けてしまう問題が発生しがちです。ただ、タクシードライバーは、その罪悪感が軽減されていると思うんです。一人のメンバーがお休みした場合でも、全体の業務が滞ることはありません。この仕事が個人で完結しているという点こそが、子育て中の私に合っている最大の要素なんです。
なるほど。仕組みとして自律しているからこそ、子育ても仕事も徹底して集中できると
今は朝7時20分に出庫して、夕方に切り上げるという勤務形態で、とてもいいリズムで働けていると思います。
とはいえ4年弱というブランク。現場に戻る怖さや、キャリアが止まることへの焦りはありませんでしたか?
確かに不安はありました。ただ、国際自動車(kmタクシー)は「プレママサポートプログラム」という制度がありまして、それが私の精神的な支えになったんです。妊娠中の体調を考慮して、乗務からデスクワークへ切り替えて働ける制度なのですが、私は2020年から本社の「健康管理室」へ配属されました。そこで社員の健康診断データの管理や、再検査が必要な人への受診勧奨、数値が思わしくない人へのアドバイスといった業務を担当したんです。最初は不慣れな仕事で不安でしたが、徐々にその奥深さに引き込まれていきました。

一度ドライバー職から離れて、体調を考慮しながら働ける場所へ!違う角度から会社を見ることで、新たな気付きもあったのでは?
ドライバーにとって、健康は「絶対条件」です。数値が基準をオーバーしていれば乗務できないといった厳しいルールがありますが、それはドライバーとお客さまの命を守るための徹底した信念なんです。数ヶ月という短い期間でしたが、現場とは異なる視点から国際自動車(kmタクシー)の安全に対する想いを感じることができました。その経験があったからこそ、自信を持って現場に戻ることができました。
11年のキャリアを積んだ今、岡本さんの考える「ホスピタリティ」について教えてください。
国際自動車のモットーであるホスピタリティ・ドライビングkm「『その時』『その場』『そのお客さま』に最善と思われることをして差し上げること」これに尽きますね。大きな荷物を持っているお客さまに「トランクに入れますか?」と聞くのは、当たり前のこと。足の不自由なお客さまがいれば、手すりが使いやすい位置まで座席を調整するのも、当たり前のことです。「ありがとう」という言葉を求めず、淡々と、それでいて丁寧におもてなしをする。その「当たり前の質」をどこまで高められるかが、プロフェッショナルとしての腕の見せ所だと思っています。

「気遣い」の積み重ねですね。そんな岡本さん、実は小説のモデルにもなっているとか?
恥ずかしながら(笑)。これは最新作ですね!私が関わったのはシリーズの中の最初の作品だったと思いますが、タクシードライバーたちの群像劇で、私のエピソードを元に書かれたお話も含まれています。ドライバーの悩みや喜び、そしてリアルな現場の空気がギュッと詰まった物語です。これからタクシードライバーの道へ進みたいと考えている人は、業界を知る最初の一歩になるかもしれません。ぜひ手に取ってみてください!


小説「タクジョ!」あしたのみち(外部サイトに遷移します)
本日は貴重なお話をありがとうございました!



