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2025.12.26

デスク周りはいつも賑やか!元タクシー女性ドライバー三鷹営業所所長(マネジャー)・御子柴さんの溢れる現場愛。「タクシー業界は誰もが輝ける場所」

PROFILE
国際自動車三鷹営業所 所長(マネジャー)
2009年キャリア(中途)入社 御子柴さん

所長(マネジャー)の壁を取り払う!
誰でも活躍できる温かいコミュニティ。

御子柴さんのデスク周り、なんだかとても賑やかで…!

現在約780名のスタッフをまとめる立場にありますが、私のデスク周りは人が集まり賑やかです。所長室の奥深くに籠るのではなく、誰もがフラっと所長(マネジャー)の席へ立ち寄れるような空気感を大切にしています。デスクの右側には、いつも山盛りのお菓子が置いてあります。自分で買ってきたものもあれば、ドライバーさんからの頂き物もあります。お菓子をきっかけに会話が弾み、そこからポロッと悩み相談が始まることも多いです。もはや「餌付け」し合っているような状態ですね(笑)。甘いものを摘みながらだと、自然と心がほぐれて、本音で話ができるようになるものです。

時折人生相談のような話を投げ掛けるメンバーも。こうした人生の岐路に立たされた時に「御子柴さんに聞いてほしい」と頼られるのは、冥利に尽きることですね

デスクには班長さんたちが所長(マネジャー)就任祝いでプレゼントしてくださった「コケテラリウム」があります。元々コケが大好きで、家でも育てているのですが、それを知っていた仲間たちが奮発してプレゼントしてくれたのです!このコケのように、現場の仲間たちもじっくりと大切に育てていきたい。それが今の私の生きがいです。

磨き上げた独自の美学。
三鷹営業所の「所長(マネジャー)」へ!

まずは、これまでのご経歴について教えてください!

2009年3月にキャリア採用(中途入社)で国際自動車(kmタクシー)へ入社し、はじめはタクシードライバーとして働いていました。今でこそ「女性ドライバー」は当たり前の存在になっていますが、当時はまだ、タクシー業界へ足を踏み入れる女性は一握り。20代の女性は前代未聞で、現場では「珍獣」を見るような目で不思議がられていました(笑)。タクシードライバーという道を選んだきっかけは祖父の言葉でした。私の祖父は個人タクシーのドライバーとして働いていました。私は元々前職で、ルート配送のドライバー職に就いていたのですが、ある時何気なく「毎日同じ道を走るのが退屈だ」と愚痴をこぼしてしまったのです。すると祖父が「だったらタクシーだ!」と。毎日違う出会いがあり、変化を楽しみながら働ける仕事だと、背中を押してくれたのです。

早速面接へ足を運んだのですが、各所で「女性専用の施設がないから」と断られることが多く、そんな中で国際自動車は違いました。むしろ「女性、大歓迎」。ウェルカムな雰囲気で迎えてくれました。あの時の温かさが、私のキャリアの第一歩を決めたと言っても過言ではありません。

配属先の赤羽営業所(当時)には800人近いドライバーがいましたが、女性はわずか10名。その中に20代の私が飛び込むわけですから、周囲の男性ドライバーたちは、異様な雰囲気を感じ取っていたでしょうね(笑)。ただ、私は元々細かいことを気にしない性格で。「同年代がいない」という不安はさておき、「どんなお客さまに出会えるだろう」という好奇心が勝っていました。そうして現場でハンドルを握りながら経験を積み、2013年からは「班長」という役割を任せていただくことになりました。

2021年には現場を一度離れ、グループ会社へ出向して内勤の仕事を経験。運行管理の「いろは」を徹底的に叩き込まれました。ドライバーという「個」の視点から、営業所全体という「組織」の視点へ。この時の経験が、現在のマネジメントの美学を作り上げています。そして2023年、三鷹営業所の課長を経て、現在は所長(マネジャー)としてスタッフを率いる立場にいます。

不安は「技術」で解ける。
ドライバー自身を守る真の「ホスピタリティ」。

ドライバーから班長を経て、所長(マネジャー)の立場へ。そのキャリアステップの過程について、詳しくお聞かせください。

私が班長になった当時、女性の管理職は誰もいませんでした。「女性に班長は無理」という先入観が残る環境だったことも否めません。しかし私は「女性だから」と言われるのが一番嫌いでした。女性だからできない、そんな言葉に憤りを感じ、あえて「女性としての優遇」を一切求めませんでした。

現在の三鷹営業所でも、私は「究極の男女平等」を掲げています。産休や育休といった制度面でのサポートは当たり前のこと。ただ、仕事の評価に関して性別は関係ありません。頑張った分だけお給料として返り、やることをやれば結果が出る。その公平さこそが、タクシー業界の仕事の最大の魅力だと思います。だからこそ私は、女性ドライバーだけを「甘やかす」ことはしません。一人のプロフェッショナルとして対等に向き合うことこそが、本当の意味でのリスペクトだと考えているからです。

なるほど、それが真の平等・公正。しかしながら女性ならではの悩みや不安があるというのも事実では?

確かに仰る通りです。ただ、「夜の乗務が怖い」などの不安は、決して精神論ではなく「技術」で解決できる問題だと教えています。適切なコミュニケーションの取り方や防衛術も研修で教わりますし、正確に学べば対処できます。

逆に、不安な場合は勇気を出してお客さまへご協力を求めるよう指導しています。ルート確認なども正直にお願いすることが一つの手段です。不安を抱えたままハンドルを握るのではなく、不安を解消する「武器」を持って現場に出てほしいと思っています。現場上がりである私から、次世代のドライバーたちへ伝えたい「ホスピタリティ」の真髄です。実は「ホスピタリティ」とは、単にお客さまのために尽くすことだけを指すのではありません。ドライバー自身が困らないように、自分を守るためのスキルでもあるのです。ドライバーが安心して乗務に臨めれば、お客さまも安心できます。困った時は人に頼り、感謝の気持ちを持ってより良いサービスを提供できるよう努めることが、ドライバーとしての心構えだと考えています。

御子柴さんの今後のビジョンについて教えてください!

正直に申し上げると、私は「所長(マネジャー)になりたい」と思ってここまで来たわけではありません。ただ、目の前の「面白そう」というチャンスに、バカ正直に飛び込み続けてきただけ。もしこの先、さらに驚くような打診があったとしても、きっと私は笑いながら「面白そうだから」という理由で挑戦しちゃうんだと思います。

タクシーは、30代、40代、50代をはじめ、何歳からでも、性別に関係なく輝ける場所です。不安があれば、私たちが「技術」を指導する研修で解決します。もし一歩踏みとどまっている方がいらっしゃるのであれば、それは本当にもったいないことです!行けるところまで、楽しみながら共に歩んでいきましょう。三鷹営業所では、温かい仲間たちがいつでもあなたを待っています。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

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